祝日、公共の施設ってのはその働きを失っていつもとは違う空間となる。
おそらく、平日には賑わっていそうな喫茶店は、16時というアフターティータイムだというにも関わらず、そしてそこには光が灯されていない。
だけでなく、やはり全体的にほの暗い。
耳に聞こえる音と言えば自動販売機がしんどそうに溜め息をついている音くらい。
ところが、たった1ヶ所だけ、そのフロアには場違いとは思える空間が存在した。
ガラスに囲まれたその場所には一人の女とたくさんの機材。
女は事務的な仕事をしており、かすかに見てとれたのは、ヘッドホンをしてリズムに合わせて首をテンポよく振っていることくらいであった。
僕はそんなカオスな空間で友達と暇な時間を持て余していた。
だだっ広いフロアの中では僕と友達の声だけが染み渡る。
別に大きな声で話していたわけではない。そんな野蛮なコトは両方キライだ。
時刻が16時59分から17時00分になろうとしていた。
3、2、1、・・・
突如、フロア内に僕らの声を掻き消す「電子的な」声が流れる。
おそらく、平日には賑わっていそうな喫茶店は、16時というアフターティータイムだというにも関わらず、そしてそこには光が灯されていない。
だけでなく、やはり全体的にほの暗い。
耳に聞こえる音と言えば自動販売機がしんどそうに溜め息をついている音くらい。
ところが、たった1ヶ所だけ、そのフロアには場違いとは思える空間が存在した。
ガラスに囲まれたその場所には一人の女とたくさんの機材。
女は事務的な仕事をしており、かすかに見てとれたのは、ヘッドホンをしてリズムに合わせて首をテンポよく振っていることくらいであった。
僕はそんなカオスな空間で友達と暇な時間を持て余していた。
だだっ広いフロアの中では僕と友達の声だけが染み渡る。
別に大きな声で話していたわけではない。そんな野蛮なコトは両方キライだ。
時刻が16時59分から17時00分になろうとしていた。
3、2、1、・・・
突如、フロア内に僕らの声を掻き消す「電子的な」声が流れる。
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