報道

2006年5月20日 〜2006 6月
テレビが黎明期を迎えたばかりの1950年代アメリカ―東西冷戦の緊張が高まり、国民はマッカーシー上院議員による“赤狩り”の恐怖に怯えながら暮らしていた。罪のない人々の生活が不当に踏みにじられているにもかかわらず、その暴挙は大統領でさえ止められない。全米が萎縮するなか、敢然と立ち上がったニュースキャスターがいた。国民的キャスター、エド・マローと若き記者たちの熱い闘いを描く話題の映画を完全小説化。



『赤狩り』に関しては曖昧な知識しかなく、それ故にこの本を読んでみたいと思った。
(ちなみに、この話、ジョージ・クルーニーが脚本・監督をてがけた映画をノベライズしたもの。)

大規模な戦争が終わりを迎え、新たに『冷戦』という状況が起きた。
資本主義陣営の台頭であるアメリカでは当然のごとく反共産主義の考えが強くなり、(マッカーシー上院議員を中心として)国内の共産主義者の排除をする、いわゆる『赤狩り』が始まったのである。
しかも、この魔女狩りにも似た糾弾はそれだけに終わることなく、共産主義者排除の名目のもとで事実が捻じ曲げられることもあったらしい。

そんな時代背景の中で、ジャーナリズムの視点から『赤狩り』を批判したのが、この本の主人公でもあるエド・マローその人である。
まだ読んでないのでわからないが、当時においての真実の報道が何を意味するかはお察しの通りだと思う。
もちろん、政治的な手回しもあるだろうし、テレビ局内での内紛もあったんだと思う。
ま、問題はそこで自分が何をするかっていうこと。。


このエド・マローという人物の話を聞いて思ったコト。
それは力が必要だってコト。
一人一人の努力で・・・とかそんなんじゃない。遅すぎる。
善悪の方向を判断するのも大事だが、その絶対値も大事。
物事は全てベクトルで決められるハズだ。

大きな力が欲しいと思った今日この頃。(いや、危ない意味じゃない。。)

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