ネパール。インド・中国という大国に挟まれた国。
小学生の頃に、世界地図を見てると「この国の国旗の形おかしくない?」と思った、あの国。
正確には、ネパール王国。国王制をとってるらしい。

と、まぁ、この国の説明をするとこの程度。。
ごくごく最近までは、ね。

じゃ、なんで最近になって興味をもったかというと・・・
この日記を見てる方々は賢明な方が多い(ハズ)のでお察しかと思います。
一言で言うと・・・無理(なら書くな、俺。。

この国も、ある事件まではとりたてて問題にする必要のない(平和な?
)国だったみたいです。
2001年 ネパール王族殺害
当時の国王が王宮内で射殺。
この事件によって事態が変わった。
それまでは、「国王=国の象徴」と立憲君主制をとり三権分立を行っていたのに対し、この事件をキッカケに国王(ギャネンドラ)が異常なほどの力を手に入れてしまった。
というのも、この事件そのものがこの結末の伏線だったと言われてるんだから、分かりきってたコトではあるんだが。
議会は存在するものの、武力をもたないがために、実質、機能していない。
地理だとか世界史だとかの知識が0なんで断言はできないんだけど、昔(明治)の日本に似てると考えていいと思う。
ただ、日本と違ってたのは、反政府組織(←ネーミング不安)がハッキリと存在していたこと。
ネパール共産党毛沢東主義派。(調べたんでこれで正解だと思います。)
ま、この組織も混乱を大きくする結果になって国はガタガタに。。


ここ数年の間にも、内閣が停止され国王の直接統治になったり、開き直った国王(ギャネンドラ)が絶対君主制を強いたり・・・。

そして今月。
この国は民主化に向けて大きな一歩をふみだした。(なりきり批評家。。
大規模なデモが起こり、国王の直接統治が事実上の崩壊をむかえたのだ。
これで万事解決とかじゃない。これは一歩にしかすぎない。
でも、この一歩は大きな一歩であるハズ。。

そんな中、今日のyahooトピックスを覗いてみると・・・

<ネパール>皇太子がまた交通事故 国民の怒りに油注ぎそう

 ギャネンドラ・ネパール国王の長男、パレス皇太子(34)が29日夜、カトマンズ市内で自動車を運転中、猛スピードでバスと衝突し、そのまま逃走した。負傷者などはなかったが、皇太子はこれまでにもひき逃げ死亡事故を繰り返し、一切の処罰を受けていない。民主化運動で王室が存廃の危機にある中での皇太子の乱行は、国民の怒りに油を注ぎそうだ。
 目撃者によると、皇太子はゴルフ帰りだった。警察はバスの運転手と乗客を同日深夜まで拘束した。
 皇太子は00年8月、王宮近くでネパールの人気歌手をはね死亡させた。女性関係をめぐって歌手に注意を受けたことを根に持っての殺人との報道もあった。それ以前にもタクシー運転手をひき殺す事件を起こしており、当時のビレンドラ国王は「態度を改めなければ皇族籍をはく奪する」と警告。同国王らが死亡した01年6月の王宮での銃乱射事件では、現場にいた皇太子は無傷で生き残ったため、国民の間には皇太子の事件への関与を疑う声も根強い。
 皇太子は昨年、愛知万博の「ネパール・ナショナルデー」出席のため来日している。


許されるのか?

コメント

りす
りす
2006年5月2日0:33

 昔(明治)の日本、というよりも、革命前夜のフランスの状態に酷似。
 ネパールの共産党は、中国政府の下心たっぷり入った資金援助を受けていたりするので、必ずしも民衆の支持は得ていません。(ネパールの隣国で文化的には双子に近かったチベットが、中国共産党によって武力で制圧され、文化的にも壊滅的打撃を蒙っているため)。
 草の根の民主化運動は、主に7政党あるみたいです。この事件に関しては、日本の共産党の機関紙(赤旗)が結構詳報しているので、詳しいこと知りたかったら編集部にメールしてみるのもよし……?

 アムネスティ(交際的な人権保護活動のNGO)等の活動をチェックしてみれば、日本からでも何らかのアクションを起こすことは出来ます。

へっせ
アツシ
2006年5月2日1:15

フランスの例がでてこなかったのは知識不足ですね(´−`;)
語彙力が死んでるんで、まぁ大目に見てください。。
あと、例の共産党(長いから割愛)ですけど、結局はテロ組織ですしね。
ま、反政府勢力なんてそもそも左翼も同然ですし(左翼であってたっけかな。。
そう考えると、ここ数年の情勢を見る限り、何が「善」なのかわからなくなるんですよねぇ。
完全に偏見ですけど、組織と名の付くモノに何らかのエゴを感じるんですょ。
平和にむけての○○だとか、経済格差をなくすための○○だとか言われても・・・ね。
だからといって、国民が闇雲にクーデターなんて起こしてばかりだとそれもマズいんですよね。(実際、現在、観光業が死んでるとか。。)
絶対的な目標値が見えない中で、どのくらい妥協して、どのくらい組織を利用するべきなのか・・・。
人が組織を利用するのはかまわないと思うんですが、組織が人を利用してるような構図を見ると、、、やっぱりね・・・。

こんなこと書いてはみたものの、所詮は日本人(しかも高校生)が考えてみたこと。
机上の空論だなんて言われると何も言えないんだよね。。

コメント残していただきありがとーです。
勉強させてもらいました。。(?

りす
りす
2006年5月4日0:50

 高校生でしたか〜!! (@_@)

 5月1日の「しんぶん」記事より転載。
 ◆ネパール コイララ新首相就任【カトマンズ=AFP時事】
 ネパールで30日、コイララ新首相の就任宣誓式が行われました。首相はその後、議会で演説し、反政府武装勢力の毛沢東主義派に対し、暴力の放棄と恒久和平に向けた話し合いに参加するよう呼び掛けました。毛派が宣言している停戦に触れ、「停戦から更に前身し協議に加わってほしい」と訴えました。

 とりあえず、国王による「逆クーデーター」は一件落着。反政府勢力諸派による内戦勃発という最悪自体も回避できたようで、ひと安心です。順当に民主化が進むことを祈ります。

りす
りす
2006年5月4日2:21

 知り合いから、こんなん貰って来ました。
 ご参考まで。

2006年4月26日(水)「しんぶん赤旗」
ネパール/七政党が勝利集会/国王、下院復活を表明
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-26/2006042607_01_0.html

2006年4月23日(日)「しんぶん赤旗」
七党側が国王提案拒否/制憲議会選挙を要求/ネパール
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-23/2006042307_02_0.html

2005年5月24日(火)「しんぶん赤旗」
ネパール1万人行進/議会復活求め7政党共同
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-24/07_02_0.html

2005年5月3日(火)「しんぶん赤旗」
ネパールで1万人デモ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-03/07_03_0.html

2005年3月1日(火)「しんぶん赤旗」
ネパール/国王の非常事態宣言1カ月/共産党など抵抗続く
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-03-01/07_03.html

2005年2月21日(月)「しんぶん赤旗」
民主主義取り戻そう/国王に抗議行動広がる/ネパール
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-21/07_02.html

2005年2月12日(土)「しんぶん赤旗」
国王の暴挙に抗議/ネパール首都で人権団体/警察が妨害、市民を連行
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-12/07_01.html

2005年2月10日(木)「しんぶん赤旗」
「非常事態」に抗議計画/ネパール/民主主義回復へ結集/会議派、共産党、各政党協力して
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-10/06_01.html

2005年2月2日(水)「しんぶん赤旗」
ネパール国王が全権掌握/内閣解散、共産党幹部ら軟禁
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-02/07_01.html

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